.
病気のこと、抗がん剤のこと、脱毛のこと。 知っておくことが、安心につながります。
日本女性のがんも欧米化に。
食生活の欧米化、女性の社会進出による少子化など、ライフスタイルの多様化にともなって、日本でも乳がんや大腸がんなどの欧米に多いがんにかかる人が増えています。
一方で、がん治療の研究が進み、特に、抗がん剤治療などの薬物療法では、安全で効果が期待できる優れた薬が次々に登場しています。
抗がん剤は、がん細胞の増殖をおさえる薬剤。
副作用のひとつに脱毛があります。
抗がん剤治療は、代表的ながん治療法。
目に見えない微細胞がんまで叩いて再発や転移を抑えたり、がんの進行を遅らせたり、症状を和らげたりする大切な役割を担っています。しかし、抗がん剤には副作用もあります。
分裂が盛んな細胞を狙って攻撃するため、がん細胞だけでなく毛髪をつくり出す「毛母細胞」など、分裂の早い正常な細胞まで攻撃してしまうのです。
抗がん剤治療中に脱毛が起こるのは、そのためです。
抗がん剤によっては、個人差が出ます。
ご自分が処方される薬剤について知っておきましょう。
抗がん剤治療を受けたすべての患者さんが、ひどい脱毛に襲われるわけではありません。
抗がん剤の種類や量、使い方によって、脱毛の発現率や程度は違います。
抗がん剤は、単剤で使う場合と、いくつかを組み合せて多剤で併用する場合がありますが、ひとつでも脱毛する確率が高い抗がん剤が含まれる場合には脱毛に備える必要があります。
副作用の現れ方には個人差もありますが、ご自分が受ける抗がん剤治療について知識を持っておくとよいでしょう。
抗がん剤の種類と脱毛発現率
| 一般名 | 商品名 | 脱毛の可能性 |
| シクロフォスミド | エンドキサン | △ |
| イホスファミド | イホマイド | ○ |
| メトトレキサート | メソトレキセート | △ |
| ゲムシタビン | ジェムザール | - |
| フルオロウラシル | 5-FU | - |
| テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム | ティーエスワン | - |
| ドキソルビシン | アドリアシン | ○ |
| エピルビシン | ファルモルビシン | ○ |
| ブレオマイシン | ブレオ | △ |
| オキサリプラチン | エルプラット | △ |
| シスプラチン | ランダほか | △ |
| カルボプラチン | パラプラチンほか | △ |
| パクリタキセル | タキソール | ◎ |
| ドセタキセル | タキソテール | ◎ |
| イリノテカン | カンプトほか | ○ |
| エトポシド | ベプシドほか | ○ |
| ビンクリスチン | オンコビン | △ |
| ビノレルビン | ナベルビン | △ |
| ◎70%以上 ○50%以上 △20%以上 -20%未満(参考:薬剤添付文書など)△や-印の抗がん剤でも、併用する薬によって脱毛することがあります。 担当医にご確認ください。※脱毛の発現や程度には個人差があります。 | ||




